眞鍋泰治税理士事務所

相続における遺産分割協議書の作成方法と注意点

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相続における遺産分割協議書の作成方法と注意点

相続における遺産分割協議書の作成方法と注意点

2024/01/20

相続においては、遺産分割が必要となりますが、その際に遺産分割協議書を作成する必要があります。本記事では、遺産分割協議書の作成方法や注意点について解説いたします。遺産分割協議書は、相続人同士が協力し合って合意に達し、不平等な分け方をしないようにするために重要な文書です。しかし、遺産分割協議書を作成するにあたり、知っておかなければならない注意点もあります。本記事を参考に、遺産分割協議書の作成について正しく理解し、スムーズな相続手続きを進めてください。特に、相続人に海外在住者がいる場合、実印の押印や印鑑証明の添付はできません。こうした場合の対応についても、当事務所にご相談ください。

目次

    相続における遺産分割協議書とは?

    遺産分割協議書とは、相続人たちが相続財産を分割する上で合意した内容を記した書類です。すなわち、遺産分割協議書は、法定相続人が被相続人(故人)の遺産の分け方について合意した内容や結果を示した書面です。そのため、 相続人全員が当事者となって合意(契約)する「契約書」としての役割と、対外的に「遺産分割協議が成立した」という証拠資料としての役割があります。相続人たちが遺産分割の協議に至れば、自分で、あるいは、弁護士や司法書士などの専門家の助けを借りて、分割協議書を作成することとなります。遺産分割協議書には、相続財産の内訳や相続人たちの割合、相続財産に対する債務の有無、分割方法や実施時期などが明記されます。分割協議書は、相続人たちが署名捺印し印鑑証明を添付することで有効となります。なお、遺産分割は、後日相続人たちの間で、見直すことは可能です。

    遺産分割協議書の作成方法と手順

    相続において、遺産分割協議書は不可欠な書類です。この書類には、相続人全員の同意が必要とされます。まずは、。協議に際しては、分割方法や相続財産の評価額など、具体的な内容を決定します。また、相続人全員の名前・住所・出生年月日などの個人情報も記載されます。このように、遺産分割協議書は緻密な内容となっております。書類の正確な作成を確保するためにも、必要に応じて専門家に相談して、遺産分割協議書を作成することが重要です。

    遺産分割協議書で取り決めるべき内容

    相続において、遺産分割協議書は、相続人間のトラブルを防止するために欠かせない書類であり、内容は十分に検討した上で作成することが大切です。分割でもめる場合は、弁護士などの専門家のアドバイスを受けることも大切です。遺産分割協議書の作成を業として行えるのは、弁護士や司法書士となります。ただし、相続税に係る特例の適用に遺産分割協議書が必要となる場合(配偶者の税額軽減、小規模宅地の特例等を適用する場合)には、税理士が作成を行うことが可能となります。税理士が遺産分割協議書を作成できない場合であっても、税金面で有利にことを進めるためには、税理士に遺産分割の相談をすることが必要です。税理士が弁護士の業務をできないように、司法書士や行政書士は税務相談ができませんので、税務面で不利な遺産分割(例えば、遺産分割のやり直しは民法で認められていますが税法の取扱いでは課税となるケースがあり、又次の相続まで含めた税負担では不利となるケースなどがあります。)を行ってしまうことがあるからです。まずは、最寄りの税理士に相談してみてください。

    遺産分割協議書を作成する上での注意点

    遺産分割協議書は、相続の際に不可欠な書類の1つです。この書類を作成する上で、いくつかの注意点があります。まず、相続人全員が協議する必要があります。また、遺産の内容や評価額などについて正確な情報を共有することが必要です。さらに、協議の中で決定された内容を正確に文章に表現することも重要です。記載内容に不備があると、後々問題が生じることがあります。遺産分割協議書は、相続人全員が署名することで正式に成立します。そのため、全員が必ず内容を理解し、納得した上で署名することが望ましいです。最後に、遺産分割協議書は、法的な意味を持つ書類であるため、専門家に相談することも考えられます。

    遺産分割協議書の署名・届け出の手続きについて

    相続において、遺産分割協議書の作成と署名・届け出は重要な手続きです。遺産分割協議書は、相続人全員が合意した遺産分割の内容を記載する書類です。この協議書は、相続財産の承継手続きを円滑に進めるために不可欠です。 相続人に海外在住者がいる場合などは特別な対応が必要となります。こうした場合は、専門家に相談していただければと思います。相続人間のトラブルを避けるためにも、遺産分割協議書は早期に作成することをおすすめします。書面化することで、後々相続財産の相続人間でトラブルが起きることを防止することができます。 以上のように、遺産分割協議書の署名・届け出は、相続手続きの中でも重要な手続きの一つです。公正な手続きを行うためにも、必要に応じて専門家のアドバイスを活用することをおすすめします。

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